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2023.03.10

今回こそは

こんにちは!今回のブログを担当します稲見です。

現在、野球の世界一を決める、第5回ワールドベースボールクラシック(以下、WBC)が行われております。
今回の大会は、新型コロナウィルスの影響もあって、2017年以来と、久々の開催となります。
過去、日本は、第1回、第2回と連覇を達成しましたが、第3回・第4回は、惜しくも優勝を逃しており、今回の大会では、是非とも世界一の座を奪回して欲しいところです。
過去のWBCの中で、印象に残るシーンとしては、第2回大会の決勝で、不振にあえいでいたイチロー選手が、宿敵韓国から、決勝のタイムリーヒットを打ったシーンをあげる方も多いと思います。
確かに、きれいにセンターへはじき返したシーンは、とても絵になり、打ったのがイチロー選手だったこともあいまって、非常に印象的なシーンとなっています。
ただ、私の中で一番印象に残っているシーンは別のシーンとなります。
それは、第1回大会で、準決勝の同じく韓国戦で、福留選手がホームランを打ったシーンです。
この大会の福留選手も、第2回大会のイチロー選手と同じように、不振にあえいでいました。
当初はスターティングメンバーに名を連ねていましたが、不振からスターティングメンバーを外され、この準決勝では代打要員となっていました。
試合は、0対0の手に汗握る展開のまま、7回に日本がチャンスを迎えます。
ワンナウト2塁の先制点のチャンスで、当時の日本代表を率いていた王監督は、代打に、不振からスターティングメンバーを外れていた福留選手を指名します。
当時、試合を見ていた私は、この時、なんとなくですが福留選手がやってくれそうな気がしたことを、今も思い出します。
そして、福留選手は見事に期待に応え、ライトスタンドへ決勝のホームランを打ったのです。

このホームランで勢いのついた日本は、そのまま決勝でも強敵キューバを破り、晴れてWBCの初代王者に輝くことになります。

今回の大会では、どういった記憶に残るシーンが生まれるのか、そういったことを期待しながら、日本の王座奪回への道を応援したいと思っています。

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